ゼロからひとりで「理想の中継基地」を作り上げる楽しさ

ICテクノロジー部 VEグループMAEDA

2020年4月入社

取材日:2022年10月 南吹田倉庫にて

すべては自分の掌から。
ゼロから「理想の中継基地」を作り上げるワクワク感

まず最初の質問です。関西東通を知ったのはどこで知りましたか?

テレビを見ていて、いろんな番組の最後にロゴが出てくるのでそこで名前を知りました。

なるほど、それで応募されたのですね。入社されてVEに配属されて現在に至るわけですが、VEの仕事をしていて好きな仕事とかありますか?

NOTE

VE……「VideoEngineer」の略。映像システムの設計・配線、撮影機材の調整・動作確認、また、本番での色・絞り調整など、各カメラの映像信号管理を行う。その他、テレビ中継等における伝送や機材メンテナンスなど、業務は多岐にわたる。

僕はキャリングシステムで現場に行くのが好きです。中継車とかスタジオとかでも番組によってシステム変更するのですが、キャリングシステムのモニターとかSWer、カメラとかの撮影機材をバラバラで現場に持ち込んで、机を並べてレイアウトして、電源を繋いだり、ケーブルを繋いだり。まったくのゼロから中継基地を作り上げるという感じが好きです。

写真:前田さん

裏方の裏方が支える現場。
無事放送を終えた後の安堵感は格別。

なるほど、自分で組み上げることが好きなのかな。

ええ、そうですね。思い通りにできるのが楽しいですね。なのでスタジオというよりは外に出る中継の方が好きですね。

VEの仕事の面白いところは?

VEというのは裏方の裏方なので「目指すところ」とかはあまりないのですが、無事にオンエアーが事故なく終わった時の安堵感というか、やり終えた満足感が得られるところですかね。システムを組んで、それが上手くいった時はなおさらです。
普通にオンエアーが上手くいくのが当たり前で、あまり結果について他から褒められたりする部署ではないんです。なので、当たり前なことができた時は「良かった」と思うようにしています。

4年目を迎えて自身での成長は実感できていますか?

少しずつではありますが(笑)。今年は一人で中継車運用できるようになりたいです。

写真:前田さん

中継となるといろいろな条件下で仕事をするじゃないですか。これまでで辛かったこととかしんどかったと思う仕事はありましたか?

えぇ〜辛かったことですかぁ。そうですねぇ……。入社1年目の時に、まだVEではなくて、カメラアシスタントとしてゴルフトーナメントの仕事に就いたんですよ。
配信の仕事だったのですが、それが朝早くから夜遅くまでだったのでしんどかったです。今でもなかなか消えない思い出です (笑) 。

そんなに辛かったの?その後、VEとなってからはどうですか?

いやぁ、その出来事があまりに衝撃的だったので。今のところ、あの時以上のことはないです。

そうですかぁ……。慣れぬ現場で長時間。出張だったし、家に帰ってリセットできないしね。

まだ新人で仕事もあまりわからない頃でしたからね。これが続くとしんどいなぁって。まぁ続かなかったですけど(笑)。

写真:前田さん

その辺はデスクも配慮していますよ(笑)。そんな衝撃的な仕事はあったけど、やっぱり入社してから会社のイメージはだいぶ変わったのでしょうか?

いえ、僕の中では思っていた通りの感じです。入社試験を受けようかと調べているときに周りからも話を聞くじゃないですか。色々調べたり、聞いたりしていて僕のやりたいことが関西東通にあると思いました。そして入社したらまさにイメージ通りの会社でした。

ありがとうございます(笑)。では入社してよかったことはありましたか?

いろんなところに行けることですかね。放送局の関連プロダクションとは違い、色々な放送局とか現場の仕事に行ける。色々な仕事のやり方を知ることができるというところですかね。一つのやり方だけではなく、様々な現場を経験できるということも当社の強みと思います。

全国でも稀に見る、多種多様な中継現場と
プロフェッショナルな職種が揃い踏み。

学生さんに関西東通の強みと良さを伝えるとしたら。

全国を探してもこんなに色んな放送局のスタジオとか中継の仕事ができるプロダクションは無いと思います。中継業務といっても野球、サッカー、ラグビー、バレーボール、バスケット、卓球、陸上といろんな競技の中継がありますし、大きな世界大会の仕事にも参加できます。それ以外にも劇場中継、コンサート、会議配信など様々な仕事があります。
総合プロダクションとしてカメラ、音声、VE、VTR、CG、配信など職種も豊富で、どこかに必ず自分にあった職種・仕事があると思います。仕事については、文系だからとか専門外で不安に思う人もいると思いますが、基礎中の基礎、一からすべて教えてもらえるので安心してください。

その時は、あなたも先輩として指導役をしていただけるのですね。

はい、任せてください(笑)。皆さんお待ちしています。

写真:前田さん

CREATOR'S VOICE
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